代表からのメッセージ|Message

一般社団法人危機管理教育研究所 理事長 国崎伸江

はじめに

昨今、日本は地震の活動期に入っているといわれています。1995年の阪神淡路大震災以降、特に大規模な地震災害が頻発しています。
加えて、人類が負の遺産として築いてしまったCO2の問題もあり、異常気象による風水害等の被害も巨大化し、大きな被害に至る結果となっています。これをふまえて、ますます生活の中に災害を意識して暮らしていくことが求められています。
そうした知識のある人が指導者として求められ、その指導者を育成するためにも、当団体は人材育成をすすめ、広く社会に貢献した防災教育活動を進めていきます。

指導者教育をめざします

防災教育が十分になされてこなかった我が国では、その知識のばらつきや、知識の差というものが、人によって生じています。あらためて防災教育の指導が必要です。また、指導する人に対しても充実した教育が不可欠です。当団体では、指導者に向けての防災教育にも力をそそぎ、層の厚い防災教育をめざしてまいります。

今の時代の防災をめざします

科学的な知見を防災教育にいかすことが大切だと考えています。我が国で保有しているE-ディフェンスを含め、蓄積されている情報をふまえながら、現代の社会環境や社会構造にみあう防災を提唱していく、そうした感覚を養っていきます。単なる指導者ではなく、今の時代の防災を見据えて語れる人材育成を進めてまいります。

最後に

当団体はさまざまな事業、さまざまな企業・団体とのコラボレーションを通じて、我が国に必要な防災を提唱し、地域に根ざした防災教育を行っています。当団体の想いに共感していただける方たちをさらに増やしていけるように今後も邁進してまいります。

一般社団法人危機管理教育研究所 理事長
国崎 信江